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　雲南市は８日、長崎で被爆し被爆者治療などに尽力した故永井隆博士を記念した「永井隆平和賞」の入賞作品１９点を発表した。中学の部の最優秀賞はノートルダム清心中（広島市西区）３年の広畠薫留（かおる）さん（１５）が受賞した。１３日に雲南市三刀屋町で表彰式がある。

　広畠さんの受賞作は「平和のメッセージ」と題した作品。自身が被爆３世であると知った経緯を記し、「核兵器がもたらす惨劇を二度と繰り返してはならない」との被爆者の思いを伝え続けたいとつづった。

　同賞は博士が幼少期を過ごした旧三刀屋町が１９９１年に創設。合併後は雲南市が引き継いだ。５部門で愛と平和をテーマに作文や小論文を募り、２５回目となることしは１３都府県から１５００点の応募があった。

　他の４部門の最優秀賞は次の皆さん。（敬称略）

　小学低学年　雲南市立飯石小　岡田陽希▽小学高学年　同市立大東小　永井宏樹▽高校　秋田県立横手高　後藤ゆうひ▽一般　該当なし

（２０１５年９月９日朝刊掲載）