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「集団的自衛権」法案 反対意見書案を否決 安芸高田市議会

 安芸高田市議会は10日の定例会本会議で、議員2人が提案した、集団的自衛権の行使を可能にする「国際平和支援法案」と「平和安全法制整備法案」制定に反対する意見書案を反対多数で否決した。

 意見書案は2法案について「平和国家の在り方を根本から変え、憲法上、到底容認できない」などと指摘。反対討論で「安全保障の環境が悪化する中、法案は必要」「単に反対するのではなく、国民の理解を得ていくことが大切」などの意見が出た。議長を除く17人で採決し、賛成5人、反対12人だった。

 提案した宍戸邦夫議員は「法が成立すれば、戦争への扉を開くことになるとの思いだったが、非常に残念」と話した。(山成耕太)

(2015年9月11日朝刊掲載)

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