カーター元大統領から礼状届く 三次 訪米団の千羽鶴に返礼 生徒ら「つながりの深さ感動」
15年9月14日
がんと闘病中のカーター元米大統領の回復を願い、訪米した際に千羽鶴を贈った三次市内の中学生たちに、元大統領から直筆の礼状が届いた。生徒たちは「地元とカーターさんとのつながりの深さに感動した」と喜んでいる。(城戸良彰)
礼状は1日付で9日、市甲奴支所に届いた。縦約11センチ、横約16センチのメッセージカード1枚が封筒に入っていた。宛名は「三次市の生徒と先生」。「千羽鶴とあなた方の厚意に感謝します」「ことしは会うことができず申し訳なく思います」などとしたためられている。末尾にはサインもある。
10日夕、代表して同市甲奴町の甲奴中生徒4人が、校内で同支所から報告を受けた。
三次市は、元大統領が1990年に旧甲奴町を訪れた縁で、95年に元大統領の故郷ジョージア州アメリカス市と友好都市提携を締結。市内の中学生たちでつくる訪問団が91年から24回、同市に赴いている。
ことしは8月18~24日に訪問。訪問団員や住民たちで折った千羽鶴を持参し、20日に代理人を通じて元大統領に贈った。訪問団に参加した甲奴中3年鶴本翔太君(14)は「病気で苦しい中、手紙を書いてくれたことに驚いた。早く良くなってほしい」と話していた。
礼状は、同支所が保管。今月中に甲奴町のジミー・カーターシビックセンターで展示する予定にしている。
(2015年9月12日朝刊掲載)
礼状は1日付で9日、市甲奴支所に届いた。縦約11センチ、横約16センチのメッセージカード1枚が封筒に入っていた。宛名は「三次市の生徒と先生」。「千羽鶴とあなた方の厚意に感謝します」「ことしは会うことができず申し訳なく思います」などとしたためられている。末尾にはサインもある。
10日夕、代表して同市甲奴町の甲奴中生徒4人が、校内で同支所から報告を受けた。
三次市は、元大統領が1990年に旧甲奴町を訪れた縁で、95年に元大統領の故郷ジョージア州アメリカス市と友好都市提携を締結。市内の中学生たちでつくる訪問団が91年から24回、同市に赴いている。
ことしは8月18~24日に訪問。訪問団員や住民たちで折った千羽鶴を持参し、20日に代理人を通じて元大統領に贈った。訪問団に参加した甲奴中3年鶴本翔太君(14)は「病気で苦しい中、手紙を書いてくれたことに驚いた。早く良くなってほしい」と話していた。
礼状は、同支所が保管。今月中に甲奴町のジミー・カーターシビックセンターで展示する予定にしている。
(2015年9月12日朝刊掲載)