×

ニュース

原爆の悲惨さを演劇に 日本被団協 来月17日に東京で催し

 日本被団協などは11日、「被爆70年のつどい」を10月17日午後1時から、東京都千代田区の日比谷公会堂で開くと発表した。原爆の悲惨さや戦争被害者の運動の歴史を演劇などで振り返る。「親子連れや若者に考えてほしい」と参加を呼び掛けている。

 演劇とリレートークで構成。演劇は、若者が被爆の実態や被爆者運動について学び、継承の在り方を考えるとの内容で、広島、長崎の被爆者の証言を交える。「戦争はなぜ始まるのか」をテーマにした音楽劇も上演する。リレートークは空襲、沖縄戦の戦争被害者、高校生たちが参加する。

 被団協や空襲被害者の団体などでつくる実行委員会の主催。実行委員長を務める田中熙巳(てるみ)被団協事務局長は都内で記者会見し、「核兵器をなくし、戦争被害を受忍させてはならないという思いを訴えたい」と話した。

 資料代500円(高校生以下、障害者は無料)。被団協Tel03(3438)1897。(山本和明)

(2015年9月12日朝刊掲載)

年別アーカイブ