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内部被曝の検査始まる 福島事故からの避難者対象 松江で14日まで

 松江市内中原町の県職員会館で11日、東京電力福島第1原発事故で避難している人を対象に、福島県がホールボディーカウンター(WBC)で体内の被曝(ひばく)線量を測定する無料の検査を始めた。14日まで。

 この日は4人が受診。体の表面の放射線量を測定した後、同館前に止めた検査車両内で体内にある放射性物質の量をWBCでチェックした。検査時間は約20分。12、13日は計10人が予約している。

 福島県の県民健康調査課によると、島根県内の避難者は8月13日現在で73人。内部被曝は放射線量の測定が難しく、福島県はWBC搭載車両を2013年3月から巡回させ、これまでに32都道府県で検査を実施した。

 午前9時半~午後4時半。12、13日は健康状態や避難生活の相談窓口も開く。同課Tel024(521)8609。(秋吉正哉)

(2015年9月12日朝刊掲載)

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