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「安保法案反対」響く 弁護士や若者 集会・デモ 松江

 安全保障関連法案に反対する集会やデモ行進が12日、島根県松江市内で相次いで開かれた。近く参院での採決が見込まれる中、弁護士や若者らが訴えを広げた。

 県弁護士会は朝日町の松江テルサ前で初めての集会。熱田雅夫会長(56)が「憲法を力に行動を」と呼び掛け、弁護士約30人を含む参加者約300人が「オー」と気勢を上げた。

 同会憲法問題対策本部長の大国暢子弁護士(29)は「立憲主義の否定は法律家として許せない」と力説。参加者は中心部約2キロを「安保法案はいけん(違憲)」と書いた横断幕を掲げて練り歩いた。

 学生や若者らの「STOP!戦争法案青年行動」が県庁前で開いた集会には、約40人が参加。「NO!戦争法案」と書いたプラカードを手に、周辺をデモ行進した。学生団体「SEALDs(シールズ)」でも活動する出雲市塩冶町の大学1年梶間了さん(19)は「他国に武力で対抗しても憎しみしか生まれない」と訴えた。

 平和フォーラムしまねなどが主催した末次公園(末次町)の集会には、労働組合や政党などから約350人が参加。「絶対に戦争はさせない」と声を合わせた。(西村萌)

(2015年9月13日朝刊掲載)

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