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再発防止の徹底 中電に申し入れ 島根原発虚偽記録 鳥取県と米子・境港

 中国電力島根原子力発電所(松江市鹿島町)の低レベル放射性廃棄物の虚偽記録問題で、鳥取県と原発30キロ圏内の米子、境港両市は14日、再発防止の徹底を中電に申し入れた。

 県庁を訪れた中電鳥取支社の芦谷茂支社長に、県危機管理局の城平守朗局長が文書を手渡した。原子力規制庁の指導や監督を適切に受けながら、内容をきちんと報告するよう要望。分かりやすい情報公開など住民の信頼を取り戻す取り組みも求めた。

 芦谷支社長は「今まで培ってきた信頼を一気に損ねた」と陳謝。「あらゆる機会を使って報告したい」とした。中電は11日、問題の原因と再発防止策を盛り込んだ報告書を島根、鳥取両県と30キロ圏の6市に提出した。

(2015年9月15日朝刊掲載)

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