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育鵬社教科書採択の撤回を 山口県教委に県民会議

 山口県教組や県労連など16団体でつくる「子どもと教育をまもる県民会議」(福江俊喜代表)は15日、来年度からの県立中学校の教科書選定で育鵬社の歴史、公民教科書を採択した県教委に、採択の撤回を申し入れた。

 申し入れ書では、育鵬社の教科書を「歴史では太平洋戦争を肯定し、公民では国家主義の認識が大前提となるなど多くの問題点がある」と主張。高森みどり中(岩国市)と下関中等教育学校(下関市)で4年間使うとした採択結果の取り消しと、選定のやり直しを求めている。

 県教委は「採択のやり直しは考えていない」としている。

(2015年9月16日朝刊掲載)

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