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秘密保護法訴訟 広島で追加提訴

 特定秘密保護法は憲法に違反しているとして同法の無効確認などを求める訴訟で広島、呉、廿日市市の男女11人が16日、広島地裁に追加提訴した。

 訴状では、自民党が公表した憲法改正草案などに触れ、同法が改憲構想の重要な柱に位置づけられていると主張。「軍事立法としての基本的性格を持ち、憲法9条の改憲と直結し平和主義を否定する」などと訴えている。同法制定で精神的苦痛を受けたとして、1人当たり10万円の慰謝料も求めた。

 国側は「訴状を受け取っていないのでコメントは控える」としている。同様の訴訟は広島市東区の会社員男性(75)が昨年11月に提訴し、広島地裁で係争中となっている。

(2015年9月17日朝刊掲載)

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