×

ニュース

中電への厳格指導 規制委に要望 虚偽記録で松江市長

 中国電力島根原子力発電所での低レベル放射性廃棄物の処理をめぐる虚偽記録問題で、松江市の松浦正敬市長は18日、原子力規制委員会に対し、中電の再発防止策が妥当かどうかの確認と厳格な指導、監督を求めた。

 規制委事務局の原子力規制庁の荻野徹次長を訪ね、要望書を提出した。松浦市長は、島根原発での2010年の点検不備問題を踏まえ「再犯とも言える。(規制委が)確認や評価の結果を議会や市民に説明してほしい」と強調。島根2号機の再稼働に向けて進む審査については「原発を安全に運転できる状況にあるのか、きちんと評価を」と要望した。

 荻野次長は「今後の保安検査などで確かめたい」と応じた。

(2015年9月19日朝刊掲載)

年別アーカイブ