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平和デー前に核NO 広島の平和公園で高校生ら30人

 国連の「国際平和デー」(21日)を前に、広島市は18日、中区の平和記念公園で記念行事を催した。二つの県被団協の被爆者や、平和活動に関わる高校生たち約30人が核兵器廃絶を訴えた=写真。

 参加者は原爆慰霊碑に花を手向けた後、正午から1分間、黙とうをささげた。「2020年までの核兵器廃絶を!」と記した横断幕を掲げ、園内の「平和の鐘」を鳴らした。

 核兵器廃絶の署名を集める広島女学院高からは生徒4人が参加。2年中島慧美(さとみ)さん(17)は「被爆70年を迎えても、世界から核兵器も紛争もなくなっていない。私たち世代が頑張らないと」と決意を新たにした。

 国連は1981年に国際平和デーを定め、停戦と非暴力を呼び掛けている。市は2012年から行事を開いている。(田中美千子)

(2015年9月19日朝刊掲載)

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