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アフガン女性 力強く始球式 世界平和デー マツダ球場で催し

 マツダスタジアムでのこの日の試合は、国連の「世界平和デー」(21日)に合わせて、紛争が続くアフガニスタンの女性による始球式など多彩なイベントがあった。ヒロシマから平和の尊さを発信した。

 始球式には、国連訓練調査研究所(ユニタール)広島事務所が研修生として招いたアフガニスタンの女子サッカー代表チームの主将フルーザン・アブドゥルマッフーズ選手(21)=写真=が登場。力強い一球を投じると大きな歓声が上がった。

 一―三塁のベースは国連カラーの水色をまとい、カープ選手たちもユニホームの腕に「ピースワッペン」を着用。試合の合間には、国際協力機構中国国際センター(JICA中国)スタッフや中南米などからの研修生たち約100人が、グラウンドでカープ名物のCCダンスを披露した。

 ユニタール広島事務所とJICA中国、カープ球団が連携して初めて企画。同事務所の隈元美穂子所長は「スポーツは国境を超えて交流を育む。広島ならではの平和発信として今後も続けたい」と話していた。(水川恭輔)

(2015年9月22日朝刊掲載)

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