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ネパール地震被害 報告 3日 広島のグループなど

 ネパールと交流する住民グループ「モハニの会」は、広島市佐伯区の五日市公民館との共催で10月3日に同公民館で開く「第23回ダサインin五日市」で、今春起きたネパール大地震の被災状況や支援活動を報告する。

 ネパール語で収穫祭を意味する「ダサイン」は、1994年の広島アジア競技大会に合わせた同公民館の「一館一国運動」として93年に始まった。運動を担った地域住民でつくる「モハニの会」との共催で続いており、広島在住のネパール人も毎年数十人参加する。

 報告会は午前11時からで、ネパール大地震を受けてモハニの会が集めた募金を、元広島大留学生で被害者を支援しているネパール人医師らに寄贈。募金活動の結果も報告する。8月にネパールへ一時帰国した広島市在住のネパール人も現状を語る。続いて恒例の「ダサイン」に移り、収穫祭の様子を再現。ネパールのカレーやナンを参加者で味わう。

 モハニの会の高田登代子代表は「一館一国運動から地域で交流を続けているからこそ、多くの人が協力してくれた。ネパールとの絆を一層深める機会に」と話す。参加費は食事代千円。9月30日締め切り。五日市公民館Tel082(922)8333。(金崎由美)

(2015年9月28日朝刊掲載)

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