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国際平和拠点ひろしま構想 国連総長に協力要請へ

 広島県は19日、策定を進めている「国際平和拠点ひろしま構想」への協力を求めるため、湯崎英彦知事が国連の潘基文(バンキムン)事務総長と11月9日(現地時間)に会談すると発表した。湯崎知事は5~13日に訪米を予定している。

 9日の会談は20分間。湯崎知事が米ニューヨークの国連本部を訪ね、潘氏に構想を説明して理解と協力を要請する。湯崎知事は訪米中、政府関係者や、平和、安全保障問題に取り組む団体を支援する財団も訪れ、構想への賛同を呼び掛けるとともに資金調達方法など具体的な助言を求める見通しだ。

 構想は核兵器廃絶などに広島県が果たすべき役割を示す。明石康元国連事務次長たちでつくる策定委員会が10月中に取りまとめる。構想案は、核軍縮プロセスへの積極的な関与や平和構築への貢献を柱に「世界平和の拠点」を目指す内容となっている。(加納亜弥)

(2011年10月20日朝刊掲載)

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