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姫野氏が立候補表明 岩国市長選

 任期満了に伴う来年1月17日告示、24日投開票の岩国市長選に、元市議で看護師の姫野敦子氏(55)が5日、無所属で立候補すると正式に表明した。

 姫野氏は市役所での記者会見で、2017年ごろまでに予定される米海兵隊岩国基地(岩国市)への米空母艦載機移転に触れ、「平和で安心して子育てできるまちになれるか疑問を感じた。女性の視点で市の課題に取り組む必要がある」と決意を語った。看護師や市議の経験を生かし、医療や介護、福祉の向上や米軍再編交付金に頼らない自立したまちづくりを訴える。

 艦載機移転や、移転に伴う愛宕山地区の米軍住宅建設に反対の立場で臨む。市民団体「愛宕山を守る会」など5団体が支援の意向を示しているという。

 姫野氏は岩国市出身。病院勤務などを経て1999年、旧岩国市議に初当選。旧市で2期、合併後の岩国市で在任特例を含めて3期務め、昨年10月の市議選で落選した。

 市長選には、現職の福田良彦氏(45)が3選を目指して立候補する意向を表明している。(野田華奈子)

(2015年10月6日朝刊掲載)

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