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　山口県岩国市の市民団体「住民投票を力にする会」は５日、市が昨年度決定した総合計画（２０１５～２２年度）で米海兵隊岩国基地との共存を掲げた姿勢に反対し、市に文言の削除などを申し入れた。

　メンバー８人が市役所を訪問。「基地の永久的存在につながる」として、計画から「基地との共存」の文言を削除することなど６項目を求めた文書を、応対した市基地政策課の担当者に渡した。

　市側は「これまでの共存関係を再確認し、安心安全対策への取り組みや、教育や交流の分野で基地を積極的に活用していく姿勢を示した」と意義を説明。「米空母艦載機移転を後押しすることになる」とするメンバーの指摘を否定した。

（２０１５年１０月６日朝刊掲載）