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島根原発虚偽記録 住民説明会 中電に要請 溝口知事

 中国電力島根原子力発電所(松江市鹿島町)の低レベル放射性廃棄物の処理をめぐる虚偽記録問題で、溝口善兵衛知事は8日、中電に住民への説明会を開くよう、要請していることを明らかにした。

 会見で住民説明会について質問を受けた溝口知事は「中電にやりなさいと言っている」と述べた。原発30キロ圏の出雲市の長岡秀人市長が、中電に住民説明会を求める発言をしたことについても「中電が了解すれば、周辺市がやっても構わない」とした。

 「絶対の安全が確保できなければ、稼働してはならない」として、同県美郷町議会が提出した意見書については、「要望は国のエネルギー政策と関連しており、国に広域避難の仕組みづくりや必要な財政支援について求めていく」と答えるにとどまった。

(2015年10月9日朝刊掲載)

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