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体験記など12言語追加 追悼祈念館サイト 広島

 国立広島原爆死没者追悼平和祈念館(広島市中区)は、被爆者の体験を伝えるウェブサイト「平和情報ネットワーク」の「多言語ページ」にアラビア語など12言語の体験記や証言ビデオを加え、20言語対応とした。ホームページで選択できる日本語と英語、中国語、韓国・朝鮮語と合わせ、全24言語で発信する。

 新たな言語はほかにタイ、ベトナム、フィンランド、ポルトガルなど。全体で体験記151件、証言ビデオ76件を見聞きできる。

 ウェブサイトは、2008年から長崎の祈念館と共同運営。翻訳作業は専門業者への委託のほか、京都外国語大(京都市)の教員や学生ボランティアの協力も得ている。

 同館は「今後も言語を増やし、被爆の実態を世界に伝えたい」としている。http://www.global-peace.go.jp(水川恭輔)

(2015年10月9日朝刊掲載)

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