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広島大と日赤 協定締結 被ばく医療 ノウハウ共有

 福島第1原発事故などの放射線災害現場で、幅広い知識を持って医療活動ができる人材の育成を目指し、広島大(東広島市)と日本赤十字社(東京)は26日、都内で「教育・研究および診療などの協力に関する協定」を締結した。

 緊急被ばく医療で長年の蓄積がある同大と、数々の災害医療で実績を持つ日赤がノウハウを共有し合う。同大が来年度から開講予定の「放射線災害復興推進プログラム」の一環で、学生をインターンシップで派遣したり、講師・受講生を受け入れたりするなど人材交流を進める。

 同大の浅原利正学長と日赤の近衛忠煇社長が協定書に調印した。浅原学長は「国際的に貢献できる人材を輩出できるよう、協力し合いたい」と意欲を語った。(武河隆司)

(2011年10月27日朝刊掲載)

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