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世界のため 自分に何が 福山 児童60人、サミット参加

 広島県福山市内の7小学校の児童約60人が、国際協力を考える「福山子ども国際サミット」が10日、同市伊勢丘の伊勢丘小であった。NPO法人日本紛争予防センター(東京)の瀬谷ルミ子理事長(38)を交え、世界のために自分たちができることを考えた。

 中条、久松台、明王台、伊勢丘、旭丘、東、桜丘小4~6年の代表が参加。久松台小は、今夏にアジア4カ国の同世代とホームステイや授業で交流した取り組みを踏まえ「互いの文化を認め合う大切さを学んだ」と発表した。福山空襲などを題材にした壁新聞作りや、ごみ拾い活動を報告した学校もあった。

 瀬谷理事長が「グローバルに活躍する人材」と題して講演。「真の国際人とは、どの国にいても求められている役割を果たせる人。自分が得意な分野を大切に磨いて」と呼び掛けた。

 福山青年会議所(JC)の本年度事業の一環。伊勢丘小5年渡辺玖琉子(くるみ)さん(11)は「ニュースを見て、いろんな国のことを学ぶことから始めたい」と話していた。(加納亜弥)

(2015年10月11日朝刊掲載)

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