×

ニュース

戦後70年 新藤4作品上映 17・18日 みはら映画祭

 第15回みはら映画祭が17、18日、三原市円一町の三原リージョンプラザである。戦後70年に合わせ、「新藤兼人 平和の祈り」をテーマに、映画愛好家や市などでつくる実行委員会が企画した。

 故新藤兼人監督の4作品を上映する。作品名と開始時刻は、裸の島(1960年)17日午前10時半▽らくがき黒板(59年)同午後2時▽さくら隊散る(88年)18日午前10時半▽一枚のハガキ(2011年)同午後2時半。

 「一枚の―」は、新藤監督自らの戦争体験を基に、戦死した兵士の家族の崩壊と再生をつづった人間ドラマ。主人公は三原市の佐木島出身という設定で、筆影山から望む瀬戸内海の風景も登場する。「さくら隊―」は、巡演で訪れた広島で原爆に遭った移動演劇隊の悲劇を描いた。

 「らくがき黒板」に出演した俳優高田敏江さんの舞台トークなどもある。実行委の中野義孝会長は「新藤監督が込めた反戦平和への不変の思いを語り継ぎたい」と話している。

 入場は17日が無料、18日は一般1200円(前売り千円)、中高生500円。事務局の市教委文化課Tel0848(64)9234。(山本庸平)

(2015年10月15日朝刊掲載)

年別アーカイブ