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放射線対策を要望 広島市・教委に2市民団体

 福島第1原発事故を受け、脱原発や内部被曝(ひばく)の問題に取り組む広島市の二つの市民団体が2日、放射線対策やエネルギー政策の転換を求める要望書を、広島市と市教委に提出した。

 「pocoapoco」共同代表の一人、小野綾子さん(37)=安佐南区=と「繋(つな)がろう広島」代表補佐の弓場則子さん(38)=府中町=たち9人が市役所を訪れた。

 松井一実市長宛ては、放射性物質が付いたがれきの受け入れ拒否や、脱原発の国への働き掛けを要望。尾形完治教育長宛ては給食の産地情報開示などを求めている。

 繋がろう広島は10月、広島大に依頼して県内在住の母親の母乳を調査。2人から微量のセシウムが検出されたが、3週間後の再検査では不検出だった。(赤江裕紀)

(2011年11月3日朝刊掲載)

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