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多彩打楽器 広島集う 来月7日 東アジア音楽祭に20人 8日 マリンバ楽曲の特集

 打楽器の魅力を紹介する演奏会が11月上旬、広島市内で相次いで開かれる。広島県内の音楽家らでつくるヒロシマ・ミュージック・プロジェクトは7日、「打楽器による“伝統と現代の響奏”」をテーマに「東アジア音楽祭2015inヒロシマ」を開催。8日は、三次市在住の横山菁児(せいじ)がマリンバのために手掛けた楽曲の特集がある。

 中区のJMSアステールプラザである東アジア音楽祭は、日本、韓国、台湾、香港から計20人の作曲家と演奏家が参加。7日午後3時15分からのコンサートは、坪能克裕「クリスタルホモロジー」や韓国の李愛蓮「ガラクⅡ」など世界初演を含む12曲を奏でる。マリンバやビブラフォン、タムタム、スチールドラムなど多彩な打楽器が登場。被爆70年にちなんだ曲も多い。

 午後1時からは、作曲に挑むレクチャーもある。楽器以外に、風鈴や洗濯板など日常生活の道具を組み合わせて音楽を作る。伴谷晃二代表は「打つ動作は生活の基本。身近なものから音楽が生まれることを味わってほしい」と期待する。

 レクチャーは先着約20人。小学3年生以上で音楽経験は問わない。6日午後6時からの事前打ち合わせに参加できることが条件。コンサートは3500円(前売り3千円)、ペア5500円(同5千円)、中高大学生2500円(同2千円)。伴谷代表Tel090(1359)0215。

 アニメ「聖闘士星矢」の作曲で知られる横山の曲を紹介する演奏会は8日午後2時半から、西区民文化センター。組曲「小さな国の小さな森で」、四重奏曲「ウッド ファンタジー」などを若手マリンバ奏者たちが演奏する。

 2500円(前売り2千円)、大学生・シニア1500円(同千円)、高校生以下千円(同500円)。同センターTel082(234)1960。(余村泰樹)

(2015年10月17日朝刊掲載)

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