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連合政権構想 否定的な考え 民主・枝野幹事長

 民主党の枝野幸男幹事長は18日、来夏の参院選をめぐり「安全保障法制に反対する議席を増やすため、民主党から共産党まで、連合政権という形で今の時点で組んだら、負ける。組むことで票が増えるのか減るのか、ちゃんと見極めないといけない」と述べ、共産党が提案した連立政権構想に否定的な考えを示した。民主党山口県連が山口市で開いた講演会で語った。

 枝野氏は講演後、山口選挙区(改選数1)について「自民党が強い1人区で戦うため、できるだけ幅広い協力が得られる構図をつくるのが民主党の役割だ」と強調。野党間の選挙協力に向けて、自前での候補者擁立を進める意向を示した。

 同選挙区には、自民党現職と共産党新人が立候補を予定する。共産党との選挙協力については「野党連携の提案を聞いた段階なので、現時点では白紙と言うしかない」と説明した。

(2015年10月19日朝刊掲載)

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