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芸術通し福島の現状語る 広島市中区でアーティスト集団

 福島第1原発周辺の帰還困難区域で開かれている展覧会を企画した芸術家たちが18日、広島市中区の県立美術館でトークショーをした。展覧会と福島の現状を知ってもらおうとアーティスト集団「Chim←Pom(チンポム)」が発案し、約70人が参加した。

 東日本大震災から丸4年の3月11日から福島県内4会場で開いている。震災で割れたガラス片を用いたオブジェなどが並ぶ。

 トークショーでは4人が「今も帰れない人がいる原発問題の深刻さを伝えたい」「今は作品を誰にも見てもらえないが、いつか見てもらえる日が来てほしい」などと話した。(八百村耕平)

(2015年10月19日朝刊掲載)

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