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国際平和拠点ひろしま構想 協力求め湯崎知事渡米

 広島県の湯崎英彦知事は5日、策定した「国際平和拠点ひろしま構想」実現に協力を求めるため、米国へ出発した。出国に先立ち、広島市中区の原爆慰霊碑に花をささげた。

 湯崎知事は慰霊碑に花輪を手向け、黙とう。「強い決意の下で平和を実現しなければならない。(訪米を)大きな流れの一歩としたい」と述べた。その後、広島空港(三原市)から成田経由で最初の訪問地ハワイのホノルルに向かった。

 構想は、核兵器廃絶や平和構築に向け、広島が果たすべき役割を掲げている。核兵器廃絶へのプロセス支援や平和構築に向けた人材育成など5項目の行動計画を盛り込んだ。

 訪米は13日までの日程。ニューヨークの国連本部で潘基文(バンキムン)事務総長と面会するほか、米政府関係者や核拡散防止に取り組む民間団体などを訪ね、協力を求める。(門戸隆彦)

(2011年11月6日朝刊掲載)

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