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宍道断層周辺 29・30日に調査 原子力規制委

 原子力規制委員会は22日、中国電力島根原発(松江市)近くにある宍道断層を29、30の両日に現地調査すると発表した。原発付近で予想される地震の大きさを評価するため、中電が主張する断層の長さ約22キロが妥当かを調べる。

 石渡明委員と原子力規制庁の職員が島根原発と宍道断層周辺を訪れる。宍道断層は西端の長さが確定していないため、西端付近を視察する。原発敷地内では、中電がボーリング調査で掘り出した土を見る。

 現地調査は2月に続き、2回目。調査内容は島根2号機の再稼働の審査に活用する。中電は宍道断層の長さについてデータ不足を指摘され、3~6月にボーリング調査をした。調査の結果、長さは22キロで変わらないと主張している。

(2015年10月23日朝刊掲載)

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