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情報求めチラシ配布 浜田女子学生殺害6年 島根・広島県警

 島根県立大1年だった平岡都さん=当時(19)=が2009年、浜田市内のアルバイト先のショッピングセンター(SC)を退店後に行方不明になり、広島県北広島町の臥龍山で遺体の一部が見つかった事件は26日、発生から6年を迎えた。島根、広島両県警は両県内の13カ所でチラシ計7500枚を配り、情報提供を呼び掛けた。

 浜田市のSC前では、島根県警の石倉繁樹刑事部長たちが、デザインを刷新したチラシ400枚を配布。受け取った同市の主婦山口朋子さん(51)は「平岡さんは本当なら社会で活躍しているはずだった。一刻も早い解決を」と願った。

 同大短期大学部(松江市)の女子寮には、松江署員4人が訪れ、学生約60人に事件を説明。「同じ大学の先輩が犠牲になった。情報提供に協力を」と訴えた。

 浜田市などでの街頭活動に先立ち、両県警合同捜査本部の幹部たち10人は臥龍山を訪れ、遺体の見つかった現場に向けて献花し、1分間の黙とうをささげた。石倉刑事部長は「一日でも早く犯人を逮捕し、平岡さんとご遺族の無念を晴らす。思い出したことがあればすぐに連絡してほしい」と話している。合同捜査本部フリーダイヤル(0120)385301。(松本輝、畑山尚史、西村萌)

(2015年10月27日朝刊掲載)

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