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岩国爆音訴訟 国が控訴

 米海兵隊と海上自衛隊が共同で使用する岩国基地(岩国市)の騒音被害をめぐり、周辺住民が国に損害賠償や夜間・早朝の飛行、米空母艦載機移転の差し止めなどを求めた岩国爆音訴訟で、国側は28日、過去の騒音被害に限り約5億5800万円の支払いを命じた一審山口地裁岩国支部の判決を不服として広島高裁に控訴した。

 10月15日の地裁岩国支部判決は、「違法な権利侵害がある」として賠償を命じる一方、将来分の被害に対する請求や、飛行、艦載機移転の差し止めはいずれも退けた。原告側も29日に控訴する方針。

(2015年10月29日朝刊掲載)

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