×

ニュース

戦没者に平和誓う 戦後70年 松江で追悼式

 松江市戦没者追悼式が29日、同市千鳥町の市総合福祉センターであった。参列者200人は戦後70年の節目に、太平洋戦争などで亡くなった5152人の冥福を祈り、平和への思いを新たにした。

 松浦正敬市長が「恒久平和のため、全力を尽くすことがわれわれの使命だ」とあいさつ。参列者は1分間の黙とうをした。

 1945年7月にフィリピンのルソン島で父が亡くなった市遺族連合会の古藤政宣会長(79)=同市大海崎町=が「戦争の悲惨さと、戦後の苦難の記憶が薄れている。将来に伝える不断の努力が必要だ」と呼び掛けた。

 参列者は1人ずつ献花台に進み、白菊を手向けて手を合わせた。(松島岳人)

(2015年10月30日朝刊掲載)

年別アーカイブ