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カンボジアに平和教育を 教職員6人 戸坂小で授業見学 広島市東区

 カンボジアの教員養成学校の教職員6人が31日、広島市東区の戸坂小を訪れ、平和教育の授業を見学した。内戦のあった同国で、復興や平和構築の人材育成に役立てる狙い。

 「平和なまち」の具体的なイメージを班ごとに話し合ってまとめる6年生の授業を参観。児童が「誰もが自分の意見を言える」「被爆体験や平和への思いを受け継いでいる」などと発表すると、メモを取りながら聞き入っていた。

 同校の教員と意見交換したほか、市教委が学齢に合わせて作った平和学習教材「ひろしま平和ノート」の説明も受けた。参加したミン・チャンダラーさん(41)は「児童自身が考え、発表する機会が多い。母国でも取り入れたい」と話していた。(新谷枝里子)

(2015年11月1日朝刊掲載)

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