×

ニュース

「平和への取り組み 感動」 イコモス会長 広島の原爆ドームなど視察

 国際記念物遺跡会議(イコモス)のグスタボ・アローズ会長たち委員約20人が1日、広島市中区を訪れ、世界遺産の原爆ドーム一帯を視察した。

 原爆資料館を見学した後、原爆慰霊碑に献花。ドーム前で、宇品(現南区)の自宅で被爆した矢野美耶古さん(84)=西区=の被爆証言を聞いた。アローズ会長は「来るたびに70年前の悲劇に心が揺さぶられ、平和に向けて語り継ぐ広島の人の取り組みに感動する」と話した。

 原爆ドームの南約200メートルの元安川に移転した船上飲食店も外から視察。「2、3例目(の設置)も十分考えられる」と今後の規制の必要性に言及した。(根石大輔)

(2015年11月3日セレクト掲載)

年別アーカイブ