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被爆者招き平和を学ぶ 戸河内小・中 広島県安芸太田

 安芸太田町の戸河内小と戸河内中の小学4年~中学3年計75人が4日、同小で被爆体験を聞いた。同小が「『平和』についてのお話会」として初めて企画。同中にも参加を呼び掛けた。

 広島市西区出身で自宅近くで被爆した貞清百合子さん(77)=神戸市=から、爆風で左耳の聴力を失ったことや、級友が後に被爆者への差別を苦に命を絶ったことなどを聞き「原爆の原因は戦争。平和を守ってほしい」との訴えを受け止めた。

 被爆体験を直接聞くのは初めてという6年岩田優太君(11)は「原爆はむごく、多くの人を苦しめる。二度とあってはいけない」と話した。貞清さんは同小のPTA役員と知人で、同小が招いた。(畑山尚史)

(2015年11月5日朝刊掲載)

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