×

ニュース

広島修道大の学生表彰 土砂災害被災地にヒマワリ 福島のNPO

 広島修道大(広島市安佐南区)の学生ボランティア団体「ラポール」が5日、広島土砂災害の被災地で福島県のヒマワリの種を植えた活動について、同県のNPO法人から表彰を受けた。東日本大震災の復興のシンボルにヒマワリを咲かせる運動の一環。同法人が開く全国大会で中四国代表として事例発表する。

 ラポールは広島土砂災害で大きな被害を受けた安佐南区の住民に呼び掛け、地元の小学校や土砂が流れ込んだ公園など6カ所に花壇を整備。同法人から購入したヒマワリの種を植えた。水やりや手入れを住民と分担し、災害発生から1年の8月に花を咲かせた。

 表彰式はボランティア論の講義であり、学生たち約30人が出席。ラポール代表の法学部2年米田公平さん(20)が「福島ひまわり里親プロジェクト」を進めるNPO法人「チームふくしま」の半田真仁理事長から表彰状を受け取った。米田さんは「地域の人に『花が咲いて明るい気持ちになった』と喜んでもらえた。いざというとき助け合える関係づくりにもつながっていればうれしい」と振り返っていた。

 全国大会は来年2月に福島市であり、全国の7団体が活動を発表する予定。(新谷枝里子)

(2015年11月6日朝刊掲載)

年別アーカイブ