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日米友好の苗木植樹 平和大通りで中島小児童 広島市中区

 広島市中区中島町の平和大通り緑地帯に10日、米政府が友好の象徴として市に贈ったハナミズキの苗木32本が植えられた。

 近くにある中島小の3年59人が、市職員や造園業者に教わりながら、高さ1・5~2・5メートルの苗木を1時間かけてスコップで植え付けた。中島常茂恵(ともえ)君(9)は「真っすぐ立たせるのに苦労した。よく通る場所なので、見守っていきたい」と成長を願った。

 米政府は日本政府との友好プロジェクトとして、2012~15年に日本各地へハナミズキ3千本を贈っている。広島市は被爆70年に合わせて70本を受け取り、4月、キャロライン・ケネディ駐日大使や松井一実市長が、平和大通り緑地帯に5本を植樹した。残る33本も本年度内に一帯へ植える。(田中美千子)

(2015年11月11日朝刊掲載)

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