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ヒロシマのアート視察 市現代美術館 国際会議の参加者

 世界の美術館関係者が集う国際美術館会議の参加者が11日、広島市南区の市現代美術館を視察し、開催中の被爆70年記念展「俯瞰(ふかん)の世界図」などを鑑賞した。

 同会議は21年ぶりに日本で開かれ、約50カ国・地域の250人が7日から、美術館の直面する課題を議論。来日を機にヒロシマをめぐる表現に触れようと、主会場のある東京から希望者約50人が、中区の原爆ドームなどに続いて同館を訪れた。

 「俯瞰の世界図」は高所からの視点による作品を集め、原爆や平和をテーマに広島で取材した絵画や写真が多く並ぶ。

 メキシコの美術館で学芸員をしているビビアナ・クリさん(44)は「歴史的な悲劇に向き合って展示をつくる姿勢が伝わってくる」と話していた。(道面雅量)

(2015年11月12日朝刊掲載)

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