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原医研所長が空席 稲葉氏、10月末で辞任

 広島市南区の広島大原爆放射線医科学研究所(原医研)の稲葉俊哉所長が任期途中の10月末で辞任し、11月から所長が空席になっていることが12日、分かった。

 同大によると、稲葉氏は「一身上の都合」を理由に越智光夫学長に辞表を提出、受理されたという。稲葉氏は副研究所長などを経て2013年4月、所長に就任。ことし4月に再任したばかりで、任期は2年だった。

 原医研は後任を決めるため、今月11日に所長候補者選挙を公示。12日に候補者の受け付けを始め、25日に締め切る。同大は「所定の手続きに基づいて後任を選考する」としている。現在は副研究所長だった松浦伸也教授が所長の代理を務めている。

(2015年11月13日朝刊掲載)

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