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ハトや灯籠 平和の輝き 広島 ドリミネーション開幕

 広島市中心部の夜を彩る「ひろしまドリミネーション」が17日、中区の平和大通り一帯で始まった。被爆70年にちなみ、「平和」から連想する「優しさ・未来・希望」をテーマに、約500もの電飾が夢幻的な世界を醸す。来年1月3日まで。

 午後6時、雨が降る中、赤や青、緑など12色、約140万個の電球で装ったオブジェが平和大通りに一斉にともった。メーンの「ピース城」は四つ葉のクローバーやダイヤをあしらい、周囲でハトが羽ばたく。高さ4メートルほどのキャンドルタワーは、灯籠流しをモチーフにしている。近くの小学6年前田曜君(11)は「みんなが見て、平和な気持ちが世の中に広がれば」と願っていた。

 官民でつくる実行委員会の主催。期間中は原則、午後5時半~10時半にともす。中区の商店街や商業施設もライトアップする。(川手寿志)

(2015年11月18日朝刊掲載)

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