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島根原発の周辺 断層評価厳格に 県に共産申し入れ

 共産党県委員会は17日、中国電力島根原子力発電所(松江市鹿島町)周辺の活断層について、同原発2号機再稼働の前提となる審査で厳格に評価することを原子力規制委員会に要請するよう県に申し入れた。

 申し入れでは、政府が昨年9月にまとめた日本海側の地震・津波想定で島根原発周辺の海底活断層が新たに指摘されたが、原発南約2キロの宍道断層との関連について調査が不十分と指摘。規制委の厳重な審査とともに、県に対しても国と中電に説明責任を果たさせ、独自の津波対策を講じるよう求めている。

 県委員会の尾村利成副委員長が、県防災部の山崎功次長に申し入れ書を手渡した。山崎次長は「審査の行方をよく見ながら、しっかり対応したい」と応じた。

(2015年11月18日朝刊掲載)

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