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「原爆ドーム」 迫力の演奏 23日中区 市民グループら合唱組曲 広島

 広島市安芸区の「あきシニアアンサンブル」が23日午後2時から、中区の広島国際会議場で平和を祈るコンサートを開く。二つの合唱団を招き、元音楽教師森川明水さん(81)=東区=が作詞した合唱組曲「原爆ドーム」を初めて大規模に披露する。

 2月に完成した「原爆ドーム」は被爆者の証言を基に、被爆直後の惨状や街の復興を歌い上げる。作曲家坪北紗綾香さん(33)=西区=が曲を付けた。コンサートでは森川さんが指揮をして、管弦楽器で原爆の光がさく裂する瞬間や爆発音などを表現する。NHK広島児童合唱団とひろしま少年少女合唱団が参加する。

 これまでは、ピアノ伴奏や独唱で披露してきた。森川さんは「アンサンブルと合唱だからこそ伝わる迫力を感じてほしい」と来場を呼び掛けている。

 コンサートでは、このほか「青い空は」など計5曲を合同で披露する。予約不要で小学生以上は500円。アンサンブル代表花岡さんTel090(4809)5716。(高本友子)

(2015年11月19日朝刊掲載)

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