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奏でたい 平和発信 地域貢献 プロ改組40周年「広響ビジョン」

 広島交響楽団を運営する広島交響楽協会は2日、広島市内で理事会と総会を開き、平和発信や地域貢献を柱にした「広響ビジョン」を決めた。来年度のプロ改組40周年に向けて楽団の方向性を明確な理念として定めた。

 ビジョンは(1)被爆地のプロオーケストラとして世界平和に貢献する(2)地域文化に寄与し地域から愛され誇りとなる楽団を目指す(3)世界に通用する演奏水準と確固たる個性を目指す―とした。広響のキャッチフレーズ「Music for Peace」は従来通り掲げつつ、ビジョンに沿って活動を進める。

 また個人会員制度を来年度から一部見直すことを決めた。広響の活動を支援する年会費5千円のサポート会員を新設する一方、同3千円のフレンズ会員を廃止する。定期演奏会に当日座席指定で入場できる年会費2万5千円の準定期会員を新設する。(上杉智己)

(2011年12月3日朝刊掲載)

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