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本川西岸トイレを被爆建物に登録 広島市中区

 広島市中区土橋町の本川西岸の緑地にある市の公衆トイレが、市の被爆建物に登録された。登録件数はこれで87件となった。

 トイレは爆心地の南西480メートルにあり、鉄筋約12平方メートル。市平和推進課によると、誰がいつ建てたのかは不明だが、1965年には市の所有だったとする記録がある。

 市民有志の「小さな被爆建物を考える会」の指摘を受け、市がことし7月から調査をしていた。被爆間もない時期に米軍が撮影した映像、空撮写真などでよく似た建物を確認。被爆前からあった建物だと判断し、先月の庁内会議で登録を決めたという。登録後もこれまで通り使える。

(2015年11月21日朝刊掲載)

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