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50ヵ国の閣僚ら原爆慰霊碑献花 広島できょうから国際シンポ

 情報通信の活用方法を考える国際シンポジウムの広島開催を前に、参加する高市早苗総務相や各国担当閣僚たちが29日、広島市中区の平和記念公園を訪れ、原爆慰霊碑に献花した。被爆者の証言も聞き、被爆の実態に触れた。

 エチオピアやトンガなど約50カ国の閣僚や政府高官たち約130人が訪問。松井一実市長の案内で慰霊碑に花を手向け、黙とうをささげた。被爆者の小倉桂子さん(78)=中区=から英語で体験談を聞いた。原爆資料館も見学し、遺品や被爆直後の市街地を再現した模型に見入っていた。高市総務相は記者団に「海外の参加者に戦争の悲惨さを知ってもらえたと思う」と述べた。

 シンポは国際電気通信連合(ITU)主催。30日から12月2日まで広島市南区のホテルを主会場に、約100カ国の約350人が討議。今回が13回目で日本では初開催となる。

(2015年11月30日朝刊掲載)

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