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モンゴルの学生 被爆体験を聞く 「平和の願い強く」 広島市中区

 広島市を訪れているモンゴル国立大大学院のニャムヒシグ・グレゲムジャウさん(24)とサルナイ・ジグメドスレンさん(23)=ウランバートル市=が30日、中区の広島国際会議場で被爆体験を聞いた。非政府組織(NGO)国連支援協会広島(中区)が招いた。

 ピースボランティアの品川俊子さん(70)=南区=が親族の被爆体験を語った。目の前にいた母親を助けられなかった話などを2人は真剣に聞いていた。

 この日、平和記念公園も見学。今後は広島市役所などを訪問し、3日に帰国する。教員志望の2人は「ヒロシマの悲劇と復興を自分の目で見て、世界平和の願いが一層強まった。学んだことをモンゴルの子どもに伝えたい」と話していた。

(2015年12月1日朝刊掲載)

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