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養護ホームで被爆者見舞う 安芸区で広島市長

 広島市の松井一実市長が2日、安芸区の原爆養護ホーム「矢野おりづる園」を訪れ、師走を迎えた被爆者100人を見舞った。

 松井市長は1階の地域交流室で入所者たちと面会。8月に市内であった国連軍縮会議など、被爆70年の様子を振り返り「被爆者の思いや体験を通じて今後も世界に平和を発信していきたい」とあいさつした。「よいお年を」などと声を掛け、1人ずつと握手した。

 原爆で両親を亡くした岩崎幾子さん(88)が代表して花束を受け取り=写真、「周囲の支えで、長生きできた。ありがたい言葉を掛けてもらい、これからもしっかり頑張ろうと感じた」と喜んだ。18日までに順次、他の原爆養護ホーム3園と広島赤十字・原爆病院(中区)を訪れる。

(2015年12月3日朝刊掲載)

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