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核なき世界へ市議結集 広島の有志39人 連盟設立

 広島市議会(定数54)の有志39人が3日、核兵器廃絶広島市議会議員連盟を設立した。「核兵器なき世界」の実現に向けた効果的な取り組みを考え、市の平和行政などに反映させるという。

 全11会派のうち、市政改革ネットワークを除く10会派から参加。この日、市議会棟であった設立総会には34人が出席し、発起人代表の碓井法明氏(創生クラブ・東区)を会長に選んだ。目的を「国内外における平和活動に寄与」などとした規約も決めた。

 碓井氏は総会後の記者会見で、米国の「核の傘」に頼りつつ、廃絶を訴える被爆国政府の外交姿勢への不満を吐露。「核兵器廃絶を本気で語る機運を高めるため、核兵器廃絶基本条例の制定や全国の市議会との連携を目指す」と述べた。(水川恭輔)

(2015年12月4日朝刊掲載)

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