×

ニュース

オール広島 ドタバタ劇 横山アナ監督・脚本・主演 「浮気なストリッパー」

 中国放送の横山雄二アナウンサー=写真=が監督と脚本、主演を務めた映画「浮気なストリッパー」が、広島市西区の横川シネマで公開されている。

 仕事の意欲を失いかけたアナウンサー(横山)、借金まみれのマジシャン(内田貴光)、ストリッパーに転身する元派遣社員(矢沢ようこ)の3人が主人公。突然転がり込んだ1億5千万円を手に入れようと、ドタバタ劇を繰り広げるトリック・コメディーだ。

 「原爆で景色が一変した広島の街の今をエンターテインメントで見せたかった」。8稿まで手を加えた脚本を携え、2013年末にオール広島ロケをした。培った人脈を生かし、出演者には俳優渡辺正行のほか、広島の歌手城みちるやHIPPY、舞台俳優ら地元勢も多数集った。「埋もれている才能ある人たちにも光を当てたかった」と語る。

 劇場版は14年1月に放送したテレビドラマに未公開部分20分弱を肉付けし、約70分に仕上げた。「映画はばかなことや面白いことを突き詰められる。笑って泣けるメードイン広島の映画を楽しんでほしい」と、監督として初の劇場公開となった作品をPRする横山アナ。連日、舞台あいさつしている。18日まで。(余村泰樹)

(2015年12月5日朝刊掲載)

年別アーカイブ