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被爆証言集を広島市に寄贈 創価学会青年部

 創価学会広島青年部(広島市東区)が、被爆者と2世の証言集「家族から見た『8・6』-語り継ぎたい10の証言」=写真=を発行した。5日、東区で出版記念会を開き、市に393冊を寄贈した。

 証言集は四六判、224ページ。広島市や福山市の被爆者4人が語った「あの日」の光景や原爆で家族を失った苦しみを、語り口調で掲載した。被爆2世の6人が親から伝え聞いた被爆体験や世界平和への願いもまとめた。

 同青年部の26人が聞き取りし、英訳も付けて編集。11月に発行し、この日の記念会で市に目録を贈った。市立図書館や小学校に所蔵される。青年部の守安佑介さん(37)は「被爆者の声を世界に伝える一助になれば」と話した。

(2015年12月6日朝刊掲載)

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