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交響曲「ヒロシマ」 大阪フィル壮大に 三原

 原爆の惨禍や復興を描いた交響曲第2番「ヒロシマ」を披露する大阪フィルハーモニー交響楽団の演奏会が6日、三原市宮浦、市芸術文化センターポポロであった。ポポロや中国新聞備後本社などの主催。約1100人が壮大な調べに聞き入った。

 アールトネンの「ヒロシマ」は1949年作で、被爆地を題材にした世界初の交響曲とみられている。大阪フィル首席指揮者の井上道義の指揮で、復興していく力強さを表した音色を会場に響かせた。このほか、ブルックナーの交響曲第4番「ロマンティック」などを披露した。

 市民約60人の特別合唱団も出演。大阪フィルの演奏に合わせて「大地讃頌(さんしょう)」を伸びやかに歌った。(山本庸平)

(2015年12月7日朝刊掲載)

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