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文書送付命令 原告申し立て 上関埋め立て訴訟 山口地裁

 山口県上関町の中国電力上関原発建設予定地の公有水面埋め立て免許延長をめぐり、故山本繁太郎前知事と村岡嗣政知事が違法に判断を先送りしているとして反対派が損害賠償を求めている訴訟で、反対派の原告は8日までに、免許延長の審査の過程で県が補足説明を要求した文書と中電の回答文書を提出するよう、山口地裁に文書送付命令の申し立てをした。7日付。

 対象は、県と中電がやりとりした文書計12通。反対派の開示請求に対し、県が全て黒塗りにして公開したため、原告が県に文書送付嘱託を申し立てた。地裁は10月、これを採用して県に任意提出を求めたが、県は同月、黒塗りのまま地裁に郵送していた。

(2015年12月9日朝刊掲載)

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